リスキリング研修の具体的な内容は?リスキリング研修を提供している企業もご紹介!

公開日:2023.04.11 更新日:2023.04.11

近年、DXの推進によってリスキリング研修という言葉を耳にする人も多いのではないでしょうか。DX推進は国をあげての取り組みであり、多くの企業が積極的にリスキリング研修を実施しています。

デジタル技術が発達した現代では時代の流れが非常に速く、適応できない企業は衰退していってしまいます。新しい技術や知識を獲得し、これからの社会で価値あるものを創出していくためにはリスキリング研修は必要不可欠です。

この記事では、リスキリング研修の内容や実際に導入している企業などについて紹介していきます。リスキリング研修についての理解が不足している人や導入を考えている人は、この記事を参考にしてみてください。

リスキリング研修とは

リスキリング研修とは、現状の業務で使っているものとは大きく異なるスキルや知識が必要となった場合に備えて、労働者に新しい技術などを学習してもらうことです。リスキリング研修は、企業が労働者に対して実施するものであり、教育研修の一環として行われています。

企業がリスキリング研修に力を入れている大きな理由の一つは、デジタル技術の普及です。私たちが日常的に使用している携帯やパソコン、Wi-Fiといった多くのものがインターネットでつながっており、デジタル技術によって成り立っています。

また、2020年のコロナウイルス流行を契機に、多くの企業や学校が在宅ワークやオンライン会議、オンライン授業を実施しました。現在では出社を完全になくし、国内どこからでもリモートで勤務できるようにしている企業も存在します。

ほんの数十年前まではデジタル技術はここまで一般社会に普及していませんでした。しかし、近年のデジタル技術の普及によって私たちの環境は目まぐるしいスピードで変化しています。

新しい価値を創出し、コストや時間の無駄を省くためには、DX時代に適応した人材が必要です。そのために企業は、積極的にデジタルスキルを持つ労働者を育成しているのです。

一般的なリスキリング研修の内容

ここからは、リスキリング研修の内容についてご紹介していきます。

リスキリング研修といってもただやみくもに行っても意味がありません。しっかりと目的を持ち計画を立てて実施することが重要です。企業が取り組むリスキリング研修は主に以下の通りです。

IT研修

最新のデジタル技術やツール、専門用語を学ぶことによって基礎的なIT知識を身に付けられます。まずは、IT知識の土台を築くことによってその後の研修をスムーズに実施できたり、業務を効率よく進めることができます。

パソコンやオフィス関連の研修

基本的なパソコンの操作やオフィスなどのスキル向上が目的です。ExcelやWord、PowerPointは業務を行っていくうえで非常に重要になるソフトです。オフィス関連のスキルを向上させることによって業務効率を高められ、時間をより有効に活用できます。また、パソコンの使い方や設定を覚えていれば、何か不具合が発生しても自分で解決や対応が可能になります。

DX研修

DXを推進していくうえで重要となるITの知識やDXの理解を深めることが目的です。DXを進めていくうえで社員が心がけていなければならないことや、DX時代に必要な価値は何かなどを考えさせます。DXの必要性を自覚させることによって学習の意欲を高めることが重要です。

システムやプログラミングの研修

システムの開発にかかる外注費用を抑えるために、システム開発のスキルを持った人材に育成します。システム開発に関するコードやプログラミングなどの専門技術を学習できるため、IT知識を全く持たない人がシステム開発部に異動する際に実施する企業も多いようです。

デジタルマーケティング研修

デジタルマーケティングで必要な知識やスキルを習得するために行います。データの活用・分析から顧客ターゲットを導き出すため、アナログでは見えなかった顧客の購買意欲や傾向を発見できます。そのため、デジタルマーケティング研修では、より精度の高いデータ分析・活用を行える人材を育成することが目的となります。

Web関連の研修

Webサイトを開設する際のスキルや知識を習得することが目的です。自社のホームページをより見やすくしたり、外部からのアクセス数を増やしたりするために必要なことを学習します。

AIやIoTの研修

AIやIoTの技術や知識を深めることが目的です。需要が高まっているPythonなどを理解することで仕事の幅を広げられ、新しいビジネスチャンスを獲得できるようになります。

リスキリング研修を提供している企業

リスキリング研修を提供している企業は数多くあります。ここからは、リスキリング研修を提供しているおすすめの企業をご紹介していきます。

リスキリング研修について興味がある人や、これから学んでいきたいと考えている人はぜひ、参考にしてみてください。

株式会社アイデミー

株式会社アイデミーでは、Aidemyというリスキリングサービスを実施しています。Aidemyではとくに、AIの学習に力を入れており、未経験者でも3ヵ月でAI人材を目指せる「個人向けのプログラミングスクール」があるのが特徴です。

個人向けのプログラミングスクールのほかにも「法人向けのオンラインDXラーニング」が存在し、オンラインDXラーニングは10人以下という少人数から開始できるのが強みです。

またAidemyには無料プランもあるため、まずは無料プランでサービスを試してみることをおすすめします。プログラミングやデータ分析などを学習したい人は積極的に利用してみましょう。

株式会社インソース

株式会社インソースが提供しているinsourceでは、DXやIT教育だけでなくAI・データ分析を用いた実務研修や、DX時代に向けた意識作りをおこなう部下指導のやり方などの研修も実施しています。

また、研修はインターネットを通じた動画教材やeラーニングでも受講できるため、時間を有効に活用できるのが特徴です。

年間受講者は64万人以上と実績もあるため、リスキリング研修の実施を考えている人はぜひ検討してみることをおすすめします。

株式会社Schoo

株式会社Schooが提供しているリスキリングサービス「Schoo(スクー)」では、DX時代における考え方や発想法などについて学ぶことができます。

基本的にオンラインで実施されており、外部から講師を招いた生放送の講習やあらかじめ録画してある動画教材などで学習することが可能です。

他の企業とは異なり、毎日生放送を行っているのが特徴です。講義についての質問や感想をリアルタイムで共有できるため、学習が楽しくなり継続しやすくなります。また、自分以外の受講者も数多くいるため相乗的に学習に対する意識が高まります。

株式会社paiza

株式会社paizaでは、一本3分の動画と練習問題で効率的にプログラミングを学習できる初心者向けのリスキリング研修です。

実施している講座も豊富で完全無料で受講できるものも数多くあるのが特徴です。また、講座でわからないことがあった場合は、エンジニアに直接質問できアドバイスを貰えるため継続した学習が見込めます。

日本e-Learning大賞を3度も受賞しているなど実績も多数あるため、安心して利用できるのも強みです。

まとめ

ここまで、リスキリング研修の内容や実際に実施している企業などについてご紹介してきました。これからの時代に適応し、より価値あるもの創出するためには、新しいスキルや知識の獲得は避けては通れません。

ますます変化が加速していく社会で競合他社やライバルに遅れをとらないためにも、リスキリング研修を積極的に取り入れ実施していくことが重要です。

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