人材育成にはフレームワークがおすすめ!フレームワークのメリットや注意点をご紹介

公開日:2023.04.20 更新日:2023.04.20

人材育成にフレームワークを活用したいと考えている人は多いのではないでしょうか。また、フレームワークを活用することで得られるメリットや注意点について気になる人も多いでしょう。

この記事では、人材育成でフレームワークを活用する際の注意点やメリット、取り入れるためのステップをご紹介していきます。フレームワークの活用で得られるメリットは多くあります。これから人材育成を行っていきたいと考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

フレームワークとは?

フレームワークとは、日本語で「枠組み」「構造」「骨組み」といった意味です。一般的にはルールや法則などを利用して意思疎通を図ったり、問題解決したりするためのテンプレートとして考えられています。

ビジネスにおけるフレームワークとは、人材育成や業務の効率化、経営戦略を行う際に活用する、共通の考え方や枠組み、構造のことを指します。人材育成や業務を効率よくするための指示書のようなものとイメージするとよいでしょう。

人材育成でフレームワークを活用するメリット

活用により得られるメリットはさまざまです。ここからは、フレームワークのメリットについてご紹介していきます。フレームワークのメリットは以下の通りです。

  • 円滑に人材育成を進められる
  • 効率的に人材育成を進められる

それぞれみていきましょう。

円滑に人材育成を進められる

フレームワークを活用する場合、骨組みが出来上がっているため人材育成の方法を最初から模索する必要がありません。目標やルールが見えやすくなり円滑に人材育成を進められます。

効率的に人材育成を進められる

フレームワークを取り入れることにより、効率的な人材育成も期待できます。人材育成のノウハウがなくても方針を定めやすくなり、計画的に社員を育成できるのもメリットといえるでしょう。それぞれの企業にあったフレームワークを取り入れることが大事です。

人材育成で活用できるフレームワークは?

ここまで、フレームワークの概要やメリットについてご紹介してきましたが、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、人材育成で活用できるフレームワークについてご紹介していきます。

人材育成で活用できる以下のフレームワークについて、見ていきましょう。

  • HPI (Human Performance Improvement)
  • カッツ理論
  • SMARTの法則
  • 70:20:10フレームワーク
  • カークパトリックモデル

 HPI (Human Performance Improvement)

HPI (Human Performance Improvement)は、企業の現状を理解し、どのような人材が必要か把握することに重点を置いた方法です。また、人材育成で終わるだけでなく経営戦略とつながっているのが特徴です。

たとえば、新しいサービスや商品を売り出していくために、どのような人材に育てあげればいいのか、どのようなスキルや能力が必要となるのかを分析し、育成するような場合に活用できます。

カッツ理論

カッツ理論とは、アメリカの経済学者ロバート・カッツ氏が提唱した理論で、マネジメントスキルと役職との関連性について説明されています。カッツ理論では3つずつマネジメントスキルと役職が設定されています。

マネジメントスキル

  • 業務遂行能力(テクニカルスキル)
  • 人間関係構築能力(ヒューマンスキル)
  • 概念化能力(コンセプチュアルスキル)

役職

  • 下級管理職(ロワーマネジメント)
  • 中間管理職(ミドルマネジメント)
  • 経営トップ層(トップマネジメント)

カッツ理論では役職に応じて必要とされるマネジメントスキルがわかりやすく提示されています。役職に当てはまっている社員は対応しているマネジメントを身に付けるべきとされ、トップダウン形態である企業ほど効果が高くなると考えられています。

SMARTの法則

SMARTの法則は、人材育成における目標を設定するための方法で、「SMART」とは以下の5つの要素の頭文字から構成されています。

  • Specific(目標を具体的にする) 
  • Measurable(育成の進捗状況を確認できるようにする)
  • Achievable(達成可能な目標にする)
  • Realistic(関連性のある内容をにする)
  • Time-bound(期限を設定する)

それぞれの社員に合わせて目標を設定し人材育成を行うことができるため、着実な育成を期待できるでしょう。

70:20:10フレームワーク

70:20:10フレームワークとは、アメリカのリーダシップについての研究期間ロミンガー社が提唱した考え方です。リーダシップを発揮するために何が重要だったのかを調査したところ、以下のような結果になったとしています。

  • 70%が業務経験
  • 20%が上司や他社員による教育・アドバイス
  • 10%は研修や学習

成長するためには業務経験を通じた人との関わりや教育が重要であり、実践を重ねながら育成することが最も効果的であるとしています。とはいえ、他者からのアドバイスや研修を軽視して良いというわけではありません。3つの要素を効果的に組み合わせることが、より良い人材育成へとつながります。

人材育成においてフレームワークを取り入れるためのステップ

ここからは、人材育成にフレームワークを取り入れるためのステップについてご紹介していきます。人材育成にフレームワークを取り入れるためには以下の流れで行うと良いでしょう。

  • 現状の課題点や問題点を理解する
  • 目標を設定する
  • どのフレームワークを取り入れるか決める
  • 人材育成をどのように進めるか計画を立てる
  • より詳細な育成計画を立てる
  • 計画を進めた後、改善点がないか振り返る

現状の課題点や問題点を理解する

まず、重要なのは現状の正しい認識です。どのような人材が必要か、企業の拡大に向けての課題は何かなど、現状の課題点や問題点を理解することが重要です。

目標を設定する

現状を理解した後は企業をどのようにしたいのか、どのような人材を育成したいのか目標を立てましょう。この際、高すぎる目標を立ててしまうと達成する可能性が低くなるほか、社員のモチベーションも下がってしまいます。頑張れば達成できるぐらいの目標設定を目指しましょう。

どのフレームワークを取り入れるか決める

設定した目標の達成に向けて、また自社の環境や特徴に応じてどのフレームワークが適しているのかを見定めましょう。経営戦略と同時に人材育成を進めていきたいと考えている場合は、HPI (Human Performance Improvement)を取り入れてみるなど、企業の育成方針に合わせたフレームワークを選択することが重要です。

人材育成をどのように進めるか計画を立てる

フレームワークを決めたら、どのように人材育成を進めていくか計画を立てます。この時、大まかな目標とそこに付随する細かい目標を設定すると良いでしょう。たとえば新規事業の立ち上げを大まかな目標とした場合、その目標の達成に向けて育成を行う対象者を誰にするのか、いつまでにどの程度のスキル習得を目指すのかといった細かい目標を設定していきます。具体的な人材育成計画を立てることで、社員の育成状況も把握しやすくなります。

計画を進めた後、改善点がないか振り返る

最後に改善点がないか振り返ることも重要です。想定しない事態が発生した場合には修正が求められます。振り返りを徹底していくことで、より質の高い人材育成を行えるようになります。

また、実際に研修を受けている社員の声を参考にすることで社員のモチベーションも向上します。効率よく、質の高い育成ができるようになり、社員の自発的な学習も見込めるでしょう。

人材育成においてフレームワークを使う際の注意点

最後に人材育成においてフレームワークを活用する際の注意点を紹介します。フレームワークを活用する際は以下のことに気をつけましょう。

  • フレームワークを活用して終わりにしない
  • フレームワークにすべてを頼りすぎない

フレームワークを活用して終わりにしない

フレームワークを活用しただけで終わりにせずに、フレームワークの効果を分析・検証し、改善点を考える振り返りが大切です。社員の自発性を高めるために企業の目標やビジョンを共有することも忘れないようにしましょう。

フレームワークにすべてを任せない

フレームワークを活用したからといってすべてがうまくいくとは限りません。フレームワークは手段の一つに過ぎないことを忘れないようにしましょう。フレームワークどおりに進めようと固執せずに、柔軟な発想を心がけることも大切です。

まとめ

この記事では、人材育成におけるフレームワークのメリットや注意点などについてご紹介しました。フレームワークを取り入れることによって人材育成を円滑に進められたり、効率的に進められたり、さまざまなメリットが期待できます。この記事を参考にして、自社の環境にあったフレームワークの活用を検討してみてください。

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