リスキリング事例

第一生命保険株式会社|ドコモgacco事例

業種:
保険
従業員数:
20000人以上
取得スキル・育成職種
DXを始めとしたIT系スキル
受講者・対象者
全社員
公開日:2023.08.08 更新日:2023.09.10

自己啓発のeラーニングでDXを啓蒙した第一生命

『安心の先にある幸せへ。』をビジョンとし、1902年に創業以来、「お客さま第一」を経営の基本理念に据え、生命保険の提供を中心に、人々の安心で豊かな暮らしと地域社会の発展に貢献している会社。保険会社として提供してきた万が一の「保障」を磨き続けるだけではなく、「健康・医療」、「資産形成・承継」、人と人、人と地域や社会との新しい「つながり」で、お客さまの日々の暮らしや人生を豊かにし、お客さまの「クオリティ オブ ライフ(QOL)」向上に貢献している。
記事提供元:docomo gacco
約10万人が受講したDX人材育成プログラム
ドコモgaccoのDX人材育成プログラムでは、経済産業省が定める「デジタルスキル標準」に基づいた体系的なカリキュラムのご提供によりDX人材育成のスタートにお悩みの皆様の課題を解決します。
詳細を見る

gaccoを導入する前の課題感を教えてください。


人事部 人財開発室では社員教育用のeラーニングで複数の教育コンテンツを提供しています。ドコモgaccoさんのDXに関するコンテンツサービスは2020年4月から導入しました。当時は全社でDXに対する取り組みがスタートし、社内啓蒙が必要な時期でした。


弊社は保険会社でありながら、保険の枠を超え、多様なフィールドで活躍できるよう、自分のありたい姿に向けたスキルギャップを埋めるために、自ら新たな学びに挑戦しています。そのため、eラーニングでも保険や金融の領域に縛られず、世間一般的にホットなテーマのコンテンツを前向きに毎年検討していました。


こうした背景の元、人財育成方針の中でDXに対する取り組みを考える必要があり、自己啓発の枠組みの中で社員が学べるDXのコンテンツを探していました。


gacco導入の決め手は何でしょうか。


gaccoが提供するコンテンツはIT系に優れた内容のものが多いことが採用理由です。サービス面も含めてトータルで検討した上で導入を決定しました。2020年にはスモールスタートし、社員の受講実績や反応を見ながら講座数を拡充してきました。


一方、既存のインフラが利用可能なことも導入のポイントでした。他社のeラーニングのサービスをすでに導入していましたので、受講申し込みの取りまとめや精算プロセスなど、導入済みの他社のサービスと同じ流れに載せて提供できることが必要でした。人事部のスタッフのリソースが限られている中、新たなスキームの導入は避けたく、この点についても柔軟に対応していただきました。


導入後、どのような効果がありましたか。


DXをはじめとして、IT系に関する講座の受講者が増加しました。その中でも、2021年に取り入れたITパスポート試験の講座は大ヒットしました。


ドコモgaccoさんによる受講者へのフォローアップも助かっています。人事部のリソースは少ないので受講者に対するサポートは限られます。ましてや自己啓発の枠組みで提供するコンテンツは、受講者へのフォローアップが手薄になりがちでした。


ドコモgaccoさんは受講の申し込み者に対して、受講を忘れていないかリマインドをしてくれたり、人事部に対して受講率や満足度を定期的にフィードバックしてくれたりします。受講率や修了率の向上のための提案も毎年していだだけるので助かります。


そもそもDXの講座は自己啓発の枠組みの中で提供しているので、受講者のトラッキングを行う必然性はないのですが、サービスの提供側で実施してくれる点がありがたいですね。


人財育成の全体像と課題は何でしょうか。


「社員ウェルビーイング実現に向けた取組」が、人財育成方針に近い位置づけですが、その中の3つの大きな柱の1つが「やりたいことに進んで挑戦できる」です。


gaccoさんにコンテンツを提供いただいている自己啓発は「やりたいことに進んで挑戦する」領域に区分され、「“やりたい、ありたい”を考え、自ら学び、手を挙げよう!」と社員へ通知しています。別途実施しているキャリアデザイン研修では、自分がどうありたいとか、どうなりたいのか、どういった仕事がしたいとか、「as is」と「to be」のギャップも考えますので、そのギャップを埋めるためには自ら学ぶことも必要だと考えています。そのための支援策の1つとして、弊社はeラーニングを用意しています。一部条件はありますが受講費用への支援も行なっています。


その中でも、DXは注力しているカテゴリーになります。DXはストーリー性を持って社員にPRできるコンテンツだと考えています。会社ではDXを推進しながらも、社員の立場からは「具体的には何をしたら良いのか?」と実際の業務に落とし込むイメージが掴めないことが多いのではないでしょうか。「何か1つ、DXをやってみようか」と思えるきっかけとして、コンテンツを提供できたら、と考えています。


2023年には入門コースを追加したり、「DXはビジネスにどの様に使えるのか」といった思想的なコンテンツを含めたりしました。こうした取り組みには受講の申し込み件数として反響も多く、ドコモgaccoさんと弊社の狙いが当たったのではないかと考えています。


gaccoに期待することを教えてください。

現在、eラーニングは語学系、金融系などコンテンツの分野によって複数の会社とお取引していますが、ドコモgaccoさんに関しては、特にDXや ITリテラシーやパソコンスキルなどに関して優れたコンテンツの引き出しが多いので、引き続きお願いしたいです。加えて、世の中のホットワードやトレンドに親和性があるコンテンツや他社の取り組み状況などの情報提供を期待します。

株式会社ドコモgacco

約10万人が利用したDX人材育成プログラム

ドコモgaccoのDX人材育成プログラムは、経済産業省が定める「デジタルスキル標準」に基づいた体系的なカリキュラムの提供により、 DX人材育成のスタートにお悩みの皆様の課題を解決できます。

詳細を見る